全国植樹祭のルーツ

全国植樹祭はどのようにして始まったのか?
そのルーツを探ってみましょう。

調べられた範囲で言えば、そのルーツは1858年、アメリカのネブラスカ州まで遡ります。
当時のネブラスカ州は荒れた土地ばかりだったそうです。
そこで農学者で、当時、のちにアメリカ合衆国第三代農務長官になるジュリアス・スターリング・モートンが植樹祭を提唱したのです。
その植樹祭は4月10日に行われ、100万本以上がネブラスカ州に植林されたと言います。

日本への伝来は1895年(明治28年)の事で、来日したアメリカの教育家バードジー・グラント・ノースロップ(Birdsey Grant Northrop)が、モートンの植樹祭から始まったアーバーデイ(Arbor Day:愛林日)の思想を日本に持ち込みました。
ノースロップは文部次官の牧野伸顕を説得し、明治政府は明治天皇の誕生日の11月3日を「学校植栽日」とします。

これが、1898年(明治31年)、林学博士 本多静六の提唱により、 神武天皇祭の4月3日が「植栽日」となり、さらに、1933年(昭和8年)4月2~4日を「愛林日」として行われることとなりますが、戦争により途中2回の中断をはさむことになります。

戦争によって中断していた「愛林日」は、1947年(昭和22年)、水戸徳川家第12代当主・徳川篤敬の次男で林学博士だった徳川宗敬を中心として森林愛護連盟が結成され、愛林日の行事が再開されました。
その愛林日の中央植樹行事は、1950年(昭和25年)から全国植樹祭に引き継がれ、今日に至ります。

2019年(平成31年)に尾張旭を中心とした愛知県森林公園で行われる第70回全国植樹祭も、遡れば、161年前のアメリカ・ネブラスカ州まで遡る事が出来るんですね。

写真は1872年にネブラスカスでアーバーデイ(Arbor Day)として行われた最初の植樹の様子です。
http://primarysourcenexus.org/2012/04/today-in-history-first-arbor-day/

参考サイト:
http://www.green.or.jp/about-us/history/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E6%9E%97%E6%97%A5
http://www.kikori.org/nippon/other/province-02.htm